患者を甘やかすことになり、モンスター化が進んでしまった

数年前、医療機関において患者を『患者さま』として扱うというムーブメントが全国で起こった。医療もサービス業であり、その利用者である患者は『患者さま』と称して大切に扱おう、という風潮である。

 

ところが、これはものの数年で廃れてしまい、もとの『患者さん』という呼び方に戻っていったようである。というのも、医師をはじめ医療スタッフが患者を崇拝するかのような『患者さま』運動が患者を図に乗らせてしまったようで、医師の指示を守らない・病院内で騒ぐ・法律違反の強要…など、結果として「患者のモンスター化」を招いてしまい業務に支障が出てしまったようである。

 

医療現場での父権主義は好ましくないと遥か昔から言われているものの、しかしながら実際には専門職である医療関係者が「主」であり患者は「従」であると思う。患者さまは神さま、ではないのである。